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「お父さんは、このサウンドトラックスの2号さんなんだぞ」 |
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前回の下北沢の公演では立ち見のお客さんが会場に入りきれず、開演時間を遅らせなければならな
いほどの大盛況だった<ハッタリ劇団笑人(しょうじん)料理>。9月(1998)のコントライブで笑人を仕切った阿部秀隆氏がサウンドトラックスのサンプルを試聴した・・・。
だから映像なんてありゃしないのだ
『サウンドトラックス』初めてその名前を見たときは、 『サウンドトランクス』かと思った。強引に訳せば『音のパンツたち』である。
何という不気味な名前だ。『音楽も毎日はいてください』という深いメッセージが隠されているのだろうか?と、よく見てみると『サウンドトラックス』 だった。「そのまんまかい」と、つっこみをいれたくなったが、しかしこの名前、そのまんまだけに力強い。「サウンドトラック一本で勝負しますねん、うちらは」と言う意志を強く感じてしまう。なぜ大阪弁なのかはわからないが、「そうでっか、それでは聴かせてもらいますわ」と、つぶやきつつ聴いて見ることにした。
数分後、聴き終わった。素直に「いい」と思った。「もっと」とも思った。普通
、サウンドトラックというのは 映画、ドラマというものがあってこそのものだ。しかし、
このテープは架空の映画、ドラマのサウンドトラックだ。 だから映像なんてありゃしないのだが、私のあたまに色々な映像が浮かんでくる。この音楽を使い、映画もしくは舞台をつくってみたい。そんな気持ちにさせてくれる音楽だ。私はすぐファンになってしまった。
イケないコトをしちゃう
そうだ私は『ファン1号』を名のらせてもらおう。いや1号はもういる
かもしれないから、ここは謙虚に2号でいい。「さん付け」すればサウンドトラックスの愛人みたいでよいではないか。
いつも会えない(きけない)でもいい、たまに会って (きいて)イケないコトをしちゃう(いい音を聴かせてもらう)そういう関係でいいのだ。私は今日から『自称
サウンドトラックスファン2号さん』だ。そうするのだ。 いやそうさせて下さい。これから私は2号さんらしくこっそり、だけど深い愛で応援していきます。そして
いつしか、この中の誰か(もしくはサウンドトラックスが)大河ドラマのテーマなんかつくったら、自分の子供に言ってやるのだ。
『お父さんは、このサウンドトラックスの2号さんなんだぞ』
AS企画 itami2@mb.infoweb.ne.jp
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