Okabe interview
 
stoic music
音楽談話

あえてスタンダードなスタイルでオリジナルを探究するOkabe氏。
ウノ・ケンテイとの待望の音楽論議です。

『ビートルズっぽいね』って言われる事が「褒め言葉」とは思いたく無いですね。
Okabe = OKA  ウノ・ケンテイ = UNO

OKA)忙しそうですね・・・


UNO)君もね。

OKA)色々混乱しますね。

UNO)(笑)

OKA)何から始めましょうか?

UNO)ビートルズのカバー曲でイイ曲ナカナカ無いね〜

OKA)唐突ですね…あっ『DAY TRIPPER』

UNO)YMO!あれはナイスチョイス!

OKA)ゴロいいですね。 でも・・・・ビートルズのカバー曲って
    自宅だけでやってて欲しいって思うのばっかり。


UNO)ニーズがあるならいいんじゃないかとも思いますが、
   ン〜野球少年が、読売ジャイアンツの松井や高橋のバッティングフォームをまねしても
   プロのピッチャーの球をホームランに出来るかといえば、そうでは無い。

OKA)?!・・・確かに。

UNO)ビートルズを聴いて育った音楽少年がビートルズのカバーや、マネをした場合、
   バットに当てる事くらいは出来てもホームランまでは難しいし、まれにヒットはあっても、
   ほとんどが「ファール」。ましてや、「マネやパクり」はホントの意味で「ファール」
   つまり「反則」だね。

OKA)ビートルズは僕も好きです。中学生の時からハマって、ほとんど聴きました。
   だからといって自宅録音レベルのカバーなんかやったら、野球少年と一緒。
   そう考えると『ビートルズっぽいね』って言われる事が
   「褒め言葉」とは思いたく無いですね …理想を言えば。

合法・非合法も関係ない。
UNO)でもマーケッティング的に言えば非常に手っ取り早い。
   今ビートルズを聴き始めた人の耳にも、昔聴いていた人の耳に馴染むから、
   ターゲットを絞り込むのがとても楽。広い。ユーモアと言う意味で面白いしね。

OKA)じゃあバンバン創りましょう・・・っていうか、パクリましょうか?
   パクる相手がビートルズならザ・サウンドトラックスごときにメクジラ立てて
   「パクんなよ!」なんて言っては来ないですしね。


UNO)(笑)パクリだろうが何だろうが、それでイイなら良いんです。お客さんは。

OKA)なんつーか、質の高い文化を育むだけの環境が確立されていないですからね。

UNO)今の日本ね。 パクリだろうがオリジナルだろうが、生演奏だろうがサンプリングだろうが
   人の心やフトコロを潤せないモノは、取りあえず今は必要無い。

OKA)心得ています。モノマネは自宅でやります。

UNO)(笑)でも厳密に言うと、モノマネとパクリは全然違う。

OKA)ああ〜その通りです。

UNO)モノマネは、技を磨いて造り上げて行くというある意味、クリエイティヴなもの。

OKA)でパクリは?

UNO)ただのドロボー。

OKA)(笑)

UNO)ナマケモノ。

OKA)(笑)楽でいいっすよねえ。僕、誰かに「パクるな!」って言われた訳じゃないんだけどなあ。
   「あの曲の雰囲気が欲しい」って時、楽器や音色の選び方で工夫はしますけどね。


UNO)パクリは「コピー&ペースト」だね。誰でも出来る。

OKA)「コピー&ペースト」であろうと、「に〜ず」があれば・・・?

UNO)そう!お客さんには関係ない。合法・非合法も関係ない。

「洗練されて無い最先端」ってモーレツに恥ずかしい。
OKA)でもパクリと知らずに、言わば「盗品」をつかまされる人はとっても哀れですね。

UNO)うん。でも専門家が、「非専門家」を相手にするのが商売で、社会はそれで成り立っているからね。

OKA)純粋に創作活動をして行くのは理想だけど、社会と関わっている以上、
   認めてもらう工夫をしなきゃね。「盗品」じゃあ無く。


UNO)教えてあげればいいじゃん。

OKA)盗品?・・・でもそれをネタにメシ食ってる取り巻きの人達を思うとちょっと恐いです。


UNO)知らずに信じてる人の家族とかね。この業界、色々恐いしね。

OKA)なんかまた Roots & Blooms/ユーツなルーツみたいな話題になって来た(笑)

UNO)Okabe氏パクリは?

OKA)バリバリ!やってます・・・・・・ナンテ

UNO)ブッ!(苦笑)これだけフリ効かせておいて!

OKA)他人が聴いてどう思うかは色々あるかと思いますが、一応「消化不良」は無い様にしています。
   サウンド的に新しくても、「洗練されて無い最先端」ってモーレツに恥ずかしいと思うので、


UNO) デザインやファッションもそうだね。

OKA)「スタンダード」というスタイルの中から「オリジナル」を創っています。
   そう、ファッションで言うと、「スーツ」


UNO)「他人が聴いてどう思うかは・・・」ってのは、そのへんだね。

OKA)新しいサウンドを創るのは、そのうち環境も手段もどっかから見つけられるかなあ?
   って思っているんです。頼みますヨ、ウノケンテイさん!


UNO)(笑)その「スーツ」を着たサウンドを、いかに演出して楽しんでもらうか…を考えるのが僕の仕事。
   曲を「商品」として、どんな人に、どう売り出すか・・・。
   そのマーケッティング・プランが・・・・

OKA)『ザ・サウンドトラックス』!!

UNO)そうです。(笑)

〜 つづく 〜


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Okabe プロフィール
好きな食べ物

ガーナチョコレート、しいたけ、ロールパン、鶏肉、アスパラ、じゃがいも等


注目しているエンターテイナー

ラーメンズとポカスカジャン(そういえば昔ダウンタウンと嘉門達男といっていた)


サウンドのルーツ

バリー グレイ (Barry Gray)、エンニオ モリコーネ/初期 (Ennio Morricone)、
アラン シルベストリ (Alan Silvestri)、ジョン・ウィリアムズ (John Williams)、
マルコス ヴァーリ (Marcos Valle)、スウィング アウト シスター (Swing out sister)、
ブラン ニュー ヘヴィース (Brand New Heavies) 、インコグニート (Incognito)、
ブレッカーブラザース (Brecker Brothers) 他


お気に入りのアレンジャー(編曲)

CHOKKAKU (SMAP、ARASHI)他


コメント

素敵な友達やその才能に囲まれてとても幸せです


芸名

ウノ・ケンテイ


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